わが家はちびワン王国

我が家の女王、ただ今1歳半。家族は夫、妻、黒い犬、そして黒い犬。

己に勝ってレンズを買った

クロネコヤマトのイケてるお兄さんが荷物を運んできてくれました。私からしたらイケてる配達員さんだけど、夫からするとまるでサンタのおじさんのような存在です。

彼が運んできた箱の中身には

 

「EF70-300mm  F4-5.6L IS USM」

 

と書いてありました。

なんということでしょう。カメラのレンズではありませんか。

本日、夫は飲み会に出かけなけらばならなかったにも関わらず、鼻息荒く荷物を開封し箱を取り出すと、私に向け「LはラグジュアリーのLだ。」と私に教えてくれました。

出発まで時間がないというのに、レンズを取り出し一緒についていた保護フィルターを取り出し「こんな高いフィルターはじめてぇぇぇぇ!」ってどんどん興奮しだしたので「この人もしかして、飲み会行かない!写真撮ることにするよ!」って言い出すんじゃないかしら?と思っていたら、とうとうカメラにレンズを装着し犬たちの撮影会を始めてしまいました。

これはますますヤバい。「写真撮っていたいよう。」と駄々をこねだすんじゃないかしらと私はハラハラしながらツムツムしていたら、夫は試し撮りしすぎて電車に乗り遅れそうになってました。

 

夫がレンズが欲しいと高らかに宣言したのは数日前。私はいつなんどき夫からの「宣言」があってもいいように備えているため「ふーん。そうなんだ。」とかわすことができました。その時も備えあれば憂いなしでかわしておいたのに、思わぬところに伏線あり。

前にも書いた長期出張に出ている父が、「己に勝つのだ」と言ってお守りの写メを私に送ってきて「キミの夫にも送るように」との指示があったので、指示通り夫にも「己に勝つようにとのことです」と送信したわけです。

その後夫は「お父さんに背中を押してもらったよ!あれは己に勝ってレンズを買って技を磨けってことだよね。」っつって意味不明なこと言い出したんです。こりゃめでたい。

もうね、この際私も父に背中を押してもらった気分になって「そうだよね!そうだよ!お父さんにもそう言うよ!背中押してもらったってレンズ買ったって言うよ!」ってレンズ買ったのはお父さんのせいだというニュアンスで会話をしました。

 

父に言わねば気が済まなかったので言ってやったんです。「お父さんのおかげで夫はレンズを買いました。」と。すると父は「それはいいことと捉えていいのかな?」って返してきたんですよね。返事に困ったので母に言うと、母は「お父さんは何もわかってなーーーーい。」って腹から声出してました。いい声出るぅ!って思ったけどさすがにそのまま言えなかったので「おおよそいいことだと思います。」と言っておきました。嘘も方便ですよね。

 

とにかく夫は新しいレンズを購入しましたので、明日朝練へ行くようです。

朝練に備えてパンツいっちょでツムツムしてます。