わが家はちびワン王国

我が家の女王、ただ今1歳半。家族は夫、妻、黒い犬、そして黒い犬。

青春〜それは〜きみが〜みたふふふーんの話

青春。

 
と聞くとみなさん色々思い浮かぶでしょう。
今やってるドラマとか(見てないけど)。
もしくは、せいしゅん。それはーきみがーみたふふふーん。って歌とかね。
 
それとも、ご自身の甘酸っぱいレモンのような思ひ出とか?ヒューヒュー。
 
私みたいな女が思う青春とは、やっぱり異性交遊。こればっかりはゲスいと思われても構わない!だってそうじゃない!
わかってます。わかってますとも。それ以外だって色々青春はあるんです。でも、人間て無い物ねだりじゃないですか。私が保存している青春の思ひ出データには異性は入っておりませんので、ついついあっち方面の青春も味わいたかったなぁというただのどす黒い欲望です。
叶わぬ願いです。ですので寝言言ってんじゃないよと思わずお付き合いください。
 
 
 
私は一応共学でしたが、ほぼ女子校という高校に入りました。
家から近く、夏にプールの授業がないという理由のみでのチョイス。家からはチャリで10分。早起きが大嫌いな私にはもってこい。しかも、自分のコンプレックス(太っていたため)から男子が苦手なので、ほぼいなくてこれまたサイコー。といったように、ぐうたらおデブにはもってこいの高校でした。
 
 
 
クラスの中にはすでに彼氏がいる子、毎日スカート短くして(うちは校則が厳しいのでみんな放課後着替えてました)街中へ乗り込んでいったりと、そっち方面でのツワモノもおりましたんですが、私とは縁のない話だと思い毎日毎日学校が終わればチャリ盛り漕ぎですぐ帰宅し、2時間ドラマを見ながらお菓子を食べることを楽しみとしてました。
 
おかげさまで痩せることも太ることもなく日々を過ごし、ありがたいことにクラス内では揉めることもありませんでしたので、普段はくだらないことで笑い転げ、体育祭などのイベント事になると猛烈に張り切ると言った、メリハリのある高校生活を過ごしたわけてます。
 
繰り返しますがわかっています。これも一つの青春だということを。これも立派な青春ですよ。
でも、あーゆーのも青春って言うよなーと思うのです。
 
あーゆーのって?
 
それはねもう15年ほど昔です。当時携帯はあったけど今のようなメールはできなくて恐らくショートメールみたいなもんだと思うのですが、ある晩クラスメートより「今から彼氏とデート。⚪︎⚪︎⚪︎行くんだー」との連絡あり。⚪︎⚪︎⚪︎はご自由に入れてくださいまし。
 
「ちょっ!えっ?えっ?マジ?高校生でそんなとこ行っちゃうん?ってか入れるんか?ってかそんなん私に言うんか?ってそんなこと言い合う仲じゃなないだろーー!!」
と携帯片手にフンフンしたのです。
そして、これ書きながら昔を思い出したんですけど、その当時はそんなハードで本格的な世界は想像もつかない、ウブな女子高生でしたので突然の⚪︎⚪︎⚪︎宣言は強烈な出来事でした。
 
私はといえば毎日、廊下でスライディングの練習したり、教室でテクノカットにしたり、先生のモノマネしたりしてたことにとても満足してたんです。好きな人ができたこともなかったような気がするし、むしろ欲しいと思わな勝俣(なかったって打ってんのに何回やっても勝俣になっちゃう)
 
この年になったから、違う青春もあったんだろうなって、あーゆーこともしとけばよかったんかなーって思うだけなんでしょうね。
学校と家の往復で不満なんてなかったし、もともと自分にはそんなことは無理だろうと思ってたから、楽しそうだなぁとすら考えなかったな。と。もしかするとそんなん青春じゃないやいと思っていたのかもしれません。ただの負け惜しみですけど。
 
 
なんでこんなこと書いてるかってーと先日、家族で車に乗ってたら公園のシーソーぽい遊具で少し離れて座ってる高校生を見たが、「あれ、何やってんの?あんなとこ座ってんなら家帰ればいいじゃん。」って言ったとき、おっ?もしやこやつ私と同じ感覚かもしれん。と思いました。
なので、同類のよしみで親切に「あれが青春だよ。」と教えると「なるほど。あれが青春か」と納得したので、きっと夫の青春の1ページにはあのような甘酸っぱいものはなかったのだなぁ。と勝手に思いました。