わが家はちびワン王国

我が家の女王、ただ今1歳半。家族は夫、妻、黒い犬、そして黒い犬。

もう少ししっかりしないといけない私の話

私はいいカモではありません。あなたたちが思っているほど、純粋でもないし、真面目でもないのです。「あれ?これもしかしたら騙されてるのかしらん?」と思ったしても、「いえ!人を信じる気持ちを捨てちゃダメよ!この人は一生懸命じゃないの。」と考え直し、朝の忙しい時間を名前も知らぬあなたとの会話に費やしているのだから、どうか本当のことを言ってほしいのです。

 
 
 
あなたは本当に青森から車でこんなところまでリンゴを売りに来たのですか?
あらやっぱり本場のリンゴは高いのね。
「おらあおもりからぎだんだよ。りんごだげ持っでさ。」と言ったわね。
「まぁそんな遠いところから大変ね。」と言いながら、いそいそと財布を取りに家に戻りリンゴを買いました。
もう、本当でも嘘でもよかったの。だって、さっさと帰って欲しかったから。
 あなたにはどうでもいいことでしょう。私がスッピンで髪の毛がボサボサだってこと。あなたが見てるのは私の財布でしょうが!
 
 
 
あなたは真剣な気持ちでも私と話してくれたのでしょう?大切な思い出のアルバムを見せてくれたじゃない。
アフリカにボランティアに行ったという素晴らしい経験の写真だったわ。どこぞやを支援するのに寄付となるからと言って、コーヒー豆を取り出した。何でコーヒー豆なのか流れ的によくわからなくなったけど、また買ってしまったじゃないの。
話を最後まで聞いて、断るセリフも勇気もなかったわ。意気地のない私を許してちょうだいね。
 
 
 
あなたが私についた嘘は忘れないわ。おかげで人間不信になるところだったんだもの。「あの会社はなくなるかもしれない」だなんて言ってたらしいじゃないの。押しの強さに流されてひどい目にあうところだったわ。私がパソコンに詳しくないのをいいことに嘘までついて!夫に怒られじゃないのよ!夫は怖いのよ!あなたも怒られたでしょ!
 
 
あっ!思い出したわ。私、味噌も買ったことあるわ。
 
 
大事なことなので2度言います。私はいいカモではありません。直接顔さえ合わさなければ断れるのです。だから、もうあなたたちとは関わらないと決めました。
 
 
ピンポーン
 
 
私「はい」
男「フニャラホニャララピーピー工事のご挨拶にまわってますので、出て来ていただけますか?」
私「工事かぁ。はーい。」
男「外壁塗装しませんか?」
 
 
ファァァァアァアァァ!!
やられた!
 
 
もう絶対出ない!ピンポンなっても出ない!百歩譲って配達の人か家族か近所の人しか出ない!
とあの時心に誓いましたので今のところセーフティです。
ちなみにうちは以前は電話タイプのインターホンだったんですが、私がほいほい出て行くのを危険と感じた夫がカメラ付きのものにかえてくれたんですが、それでもホイホイしていた私。これじゃホイホイ具合がGOKIBURI並みだわ。
 
 
私はGと競うほどのホイホイレベルな上にいらないものをいらないと、当たり前のことを言えない意気地なしです。ですので、今ではインターホンが鳴りまして相手が名乗ったら、即座に判断し先手必勝。「結構です。」の一言です。冷たく聞こえるでしょうけど、そうしないとダラダラ話してお互い時間の無駄でしょう。「はぁ。はぁ。」しか言わないからって悩んでると思いなさんなよ。悩んでるのはどのタイミングで断るかだよ。そんな太陽光発電とか外壁塗装とか私一人で決められるわけないじゃないの。「ご主人様にも説明したいので、お休みの日にお話を」って簡単におっしゃいますけど、そんなこと言ったら私また怒られるでしょーが。これも繰り返しますけど夫は怖いのよ。もし、万が一出てしまった場合には夫に怒られる怖さを思い浮かべ、勇気を振り絞って断るようにしています。
そうすればだいたいは断れます。
 
 
これを書きながら思い出しました。そういえば、リンゴとコーヒーとしょうゆ。私食べてません。おそらく家族に横取り40万されたのでしょう。
 
 
 
バッキャローーーーーイ