わが家はちびワン王国

我が家の女王、ただ今1歳半。家族は夫、妻、黒い犬、そして黒い犬。

1歳8ヶ月の娘はどこかからの使いかもしれない話

いつも書いておりますがわが家の娘は1歳8ヶ月になりました。

食う。寝る。遊ぶ。をモットーとしており、そりゃもうみんなに溺愛されてすくすくとぶくぶくと育っております。

 

 

しかし、四六時中一緒にいる私はそうそう溺愛ばかりもしていられません。まだ世間で言う「イヤイヤ期」でもないのにこんなに私を追い詰める娘を見ていると、こいつはもしかして全てをわかっていて私を試しているのではないか?魔界だか天界だかからの使いかもしれぬ。もしかして心の中で「ママ。全然できてないわよ。」とか思っているのかもしれないと思いビクビクしています。もうこれやや病んでますよね。

 

 

そんなやや病み気味の私を追い詰める娘を紹介してみます。

 

 

 

一日中同じDVDを見せたがる

 

おそらくエヌエイチケーよりの使いとされる娘は、起床後すぐからリモコンを持ち私のところへ来て「電源をつけてワンワンを見せるように。」というような発言をします。これは「わんだーらんど」だったり「ひよこおんど」であったり内容は様々ですが、全てワンワンが出ています。おそらく娘の所属する課だか部だかのトップは彼であると私は予想しています。おそらう一日に見る回数のノルマを課せられているか、自分で課しているか、とにかく同じものを何度も再生します。

 

日中家にいて何回も見ている場合は夜は見なくてもすむのですが、外出していたりしてノルマを達成していない場合は夜も見なくてはなりません。私も夫も「ワンワンはもう寝ているよ。」と言っても娘は「みゆ。ワンワンみゆ。」と言って譲らないのです。そうか。娘はワンワンの熱狂的ファンのため彼の行動は全て把握しているのです。もうこれじゃストーカーだよ。

 

 

 

人類みな兄弟をモットーとしている

 

私は極度の人見知りなので、知らない人とはできるだけ関わりたくないし、そんな精神の持ち主のため友達だって片手で足りるくらいしかいません。一応、娘をプレ幼稚園みたいなところへ連れて行ってはいるけれど、そういうところはゲロ吐いちゃうほど苦手なので本当はこっそり涙をぬぐいながら行っているのです。

 

そんな私の気持ちを知ってか知らずか、娘はいろんな人(主に大人)に近寄り肩に手をそっと乗せ顔を覗き込むのです。すんごいソフトタッチですんごい至近距離なのです。これは私は触れるだけであなたのことをお見通しだと言っているんではないかと思ってしまうほどです。優しい触れ方ににっこり微笑む顔。知らぬうちに相手を勧誘しているのようにも伺えます。「あなたもワンワン見ませんか?」と。「ワンワンて素敵なんですよ。」と。

 

いきなり見たことない子にそんなことされたってどうしたらいいかわからないだけに決まってます。私はとりあえず「すみません。」とヘラヘラ笑いながら娘を誘導しその場を離れます。娘はこのような謎な勧誘を繰り返しますので、最後の方は私はぐったりしています。気持ち悪い笑顔で「すみません。」と謝ることでの気疲れです。

 

 

娘はインドアでもアウトドアでも誰でも彼でもどんとこいです。幼稚園のような狭い空間に限らずスーパーなどただの外などでも娘のみな兄弟でしょ感は発揮されます。

 

スーパーへ行けばすれ違う人に「おーい。おーい。」と何様丸出しな呼びかけをしたり、座って休憩している人には近寄って行きぺこっと頭を下げるという、先ほどとは打って変わって下手に出るという真逆の態度。相手によって接し方を変えるという上級者のテクニックです。母親の私も見習いたいくらいです。

 

私は人見知りですので、相手の人がこちらを見るとまたもやヘラヘラ笑って「すみません。」ともごもご言いながらその場を去るしかないのです。そしてやっぱり家に帰るとぐったりです。謝らなくてもいいことなのにどうしたらいいかわからなくて謝ってばかりいる自分に嫌気がさしているからです。

 

 

 

 

望みは全て叶えてもらうつもりだ

 

 

望みといってもさほど大きいものではないが、娘は自分がして欲しいと思うことは相手がするまでしつこく言い続けます。

 

例えば寝起きに、私に向かって「ママ。でんしゃ。うたって。」とカタコトで例のワンワンの歌を歌うように指示します。これがたとえ夜中だろうと何だろうと自分聞きたければ要求します。昨日は夜中の3時くらいに指示が出ましたので歌いました。

ちなみにこの「要求・うたって。」は歌を知っているかという一番大事なところは無視されていますので、夫がよく求められていますがいつも違う歌詞で歌っているので、娘はイマイチのりきれていません。

 

 

他にも、抱っこから降ろしてやそのお菓子を食べたいなど様々な欲求を全面に出していますが、それがまたとてつもなくしつこいのです。

抱っこからおろして欲しければ降りれるまで、「おりたい。おりたい。おりたい。」と言い続け、食べたい時は同じく「たべたい。たべたい。たべたい。」と繰り返すのです。実際は3回どころか降りれるまでなので、こちらのメンタルがやや落ち気味だとそれが呪文のように聞こえてしかたないのです。

もうこれ以上言われたくないわい!となってついつい言うことを聞いてしまっています。まぁまだ赤ちゃん寄りだしなと都合のいい言い訳をして自分をごまかしているのです。

 

 

 

 

とりあえず以上ですが、これはその日のメンタルの具合に寄って増えるか減るかです。メンタルやばし!ならば何をしてもどんどん追い詰められますし、グットコンディションだと何をやっても「この子は天使ちゃんだ。」となるのです。

これは一喜一憂というよりはメンタル不安定と言った方が当てはまるような気がします。

私は雑誌に載っているようなしゃれおつママにはなれてないし、この先なれる予定もありません。

しかし私の希望を言うならば、謎な行動をする娘に追い詰められた!と被害妄想をしない程度の精神の強さを持ちたいなと思っています。

 

 

では、娘の好きな歌でお別れです。

 

でんしゃ、でんしゃ、

でんしゃっしゃっしゃーーーー