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わが家はちびワン王国

我が家の女王、ただ今1歳半。家族は夫、妻、黒い犬、そして黒い犬。

このままではダメだと気付いた日

 

私は美容院が苦手だ。料理も苦手だが美容院もこれまた苦手だ。

どの辺りが苦手が挙げてみよう。

 

 

予約の電話をするのが苦手

基本的に電話が苦手だ。身内ならいいがお店や病院となると気が乗らない。美容院や歯医者などに行こうと思っても電話をするのが嫌で先延ばしにしちゃうくらいだ。ネットでできたらいいのにな。

 

 

何を話していいかわからない

私は人見知りだ。知らない人と話なんて絶対にできない。美容師さんが話しかけてくれてそれに答えるだけ。会話の基本のキャッチボールが全くできていない。キャッチオンリーだ。キャッチしてポイだ。何とかがんばって話してみても相槌が「なるほど」だけだと手越氏を思い出して、「ははーん。これは聞いてないのでは?」と思ってしまう。

 

自分の姿を直視できない

美容院といえば鏡だか私は自分の顔を見るのが大嫌いだ。ただでさえ嫌いなのに髪の毛をタオルで巻き上げられるという、かなりプライベートな感じで座らされる。頭はプライベート感満載だが化粧をしているのでアンバランスで妙ちきりんな風体で、しばらくお待ちくださいと放置されるのだ。しかも運が悪ければ隣に同じ姿の妙ちきりんさんが並んでしまう。想像しただけで身震いするほどに恐ろしい。

 

 

 

 

以上のような誠に情けない理由で美容院が苦手なのだが、自分でカットするほど器用でもないため10年近く同じところへ通っていた。そこは美容師さんも一人であるため、見知らぬ人とかちあったりしないし、長年の努力の末普通に会話ができるようになっていた。美容院だからと言って緊張することないんだわと近くのスーパーへ行く感覚でいたが、最近ふと気付いた。「あれ?この髪型したかったんだっけ?」

 

美容院が苦手だからと言ってオシャレなどに興味がないわけではない。まだまだ着飾りたい年頃なのだ。そして私は流行を逆行するような髪型を望んだり、切る度に髪型をチェンジしたいというトムソーヤ風の冒険心を持つ30代前半女性でもある。

 

しかし、おしゃべりをしながらカットを終えると「むむ、どうやらまたいつもの髪型と似ておる」となるのだ。一応切る前にこんな感じで伝えるが、「ここはこうしよう」などと言われるとゴリ押しできない小心者の私は「はい。それでいいです」と小さめの声で答え、美容師殿の希望のヘアスタイルになり「ありがとうございましたー」と礼を言いながら店を後にするのである。

 

そして私は10年ぶりに決意する。「美容院をかえてみよう」と。

 

我が家から近距離にある美容院に的を絞り、その中でも親戚が行ったことのあるという所に私のおしゃれセンサーを放った。美容院を決めるだけで私の1年分に使う行動力のうち8割は使い果たされた。しかし、ここからが本当の勝負だ。予約をせなばなるまい。消費した行動力を補うために予約するまでに5日ほど休憩した。休憩している間に夫に聞かれた。「美容院は?」。私は「電話するのに緊張する」と答えると、彼は「そんなことぐらいで何を緊張しているのだ。ふん」と言うようなコメントで私を叱咤激励した。

 

意を決して電話をして予約を取り、当日いざ出陣じゃ。

ちなみに予約を取ってからも上記のように「緊張する」「そんなことぐらいで」という夫婦の会話は数回交わされる。

 

 

訪れた美容院にはなんと美容師が数名をいるではないか。しかもお客さんは更に多い。これは場違い感ハンパない。受付の時点で来たことをやや後悔し始めた。しかし、いまさら帰ることもできないので、ここは腹をくくっていっちょやってやるんだかっ!と心に決め「この髪型にしてください」と指紋まみれのiphoneを取り出した。

 

長くなるので中間を省くけれど、結果を言うと髪型は私の希望したファンキーなものとなった。詳しく述べるとチリチリパーマなのだけど・・・私の髪はキューティクルが頑丈すぎてパーマがかかりにくいらしいのだが、彼らは3時間かけて私のキューティ・クル子の隙間からパーマ液を侵入させてくれたのだ。おかげで私の頭はくるっくるだ。

 

というように勇気を出して、美容院を変更し新しい世界へ踏み出したのだが、元よりのダメ根性が頭を出してまたもや美容院から遠ざかっていた。しかし、くるくるパーマが収集付かなくなったので、重いお尻をあげて再び行ってきた。

 

何度来ても(まだ2度目)緊張するけれど、担当の方にぼんやりといた希望を伝えた。「前髪がどうしようもないのでなんとかしてほしい」と。彼は「なんとかってなんだよ。そんなんわかんねーよ」と言わずに、しっかり考えてくれた。彼は私のことを思ってくれているのだ。(客として)

「切りながら考えるねー」と頼もしい感じを出しながらチョキチョキ切っては少し離れを繰り返し、私の髪を何とかしてくれた。担当の方はとても優しい話し方でまるで本当の兄のようだ。(私に直接の兄はいない。いることにはいるがバンチョウと呼ばれる夫の実兄がいる。彼はとても優しいが口調が乱暴だ。)「あーこれでしばらくはこのままでいーなー」と思っていたら、衝撃が訪れた。

 

 

それは、最後に髪をセットしている時だった。彼は言った。

 

「頑張ってない感じにセットするといーよー。その方が流行りだと思うから。でも、本当に頑張ってない人はきれいじゃないけどね。」

 

 

オーマイガッ!!!

なんてこったいだよ!!

 

バレたんだわ。私が頑張っていないことがバレたんだわ。シミも薄くなってないし、まだ痩せてないことまでバレたんだわ。

ヒーーーー。恐るべし担当氏。私としてはここへ来るだけでも頑張ったんだけど、ソレじゃダメなのだな。ユーの言ってる頑張るが何かわからないけど、確かに私は頑張っていない。

 

痩せたい、肌がキレイになりたいとか「〜たい」ばっかだ。そのために何かしなくてはいけない。このままではダメだ!頑張ってない風に頑張らねば!!

あたい頑張るぜよ!

 

 

 

 

次いつ行くかわからんけどね。