私が苦手なものを1つあげてみるとするならば
私は家事が得意ではない。主婦のくせに何言っちゃってるの?と思わないでほしい。大体得意なものなど私にはない。あれもこれもそれもどれも苦手なことばかりだが、やっぱり家事はダントツ苦手だ。その中でもぶっちぎりなのが料理である。洗濯や掃除はほぼ機械がしてくれるのでもしきれいになってなかったとしたら機械のせいである。そうでなければ、機械をチョイスした私の責任かもしれない。そうだとすると、私は電化製品を選ぶのも苦手ということになる。また苦手なものが1つ増えたが、既に山ほどあるのでこの際1つ増えたくらいでは気にならない。
結婚して6年ほど経つが苦手ながらも料理をしている。いくら苦手でもさすがに塩と砂糖を間違えたりはしない。(間違えないように砂糖は三温糖を使っているため)結婚当初はご飯を用意するのにものすごく時間がかかった。まず献立を決められない。決められないのには訳があるのだが、まずは素材を見てもそれで何が作れるかがわからない。本を見たりして1つでも材料がないともう作れないと思う。などの理由から献立が決まるまでひどいと1時間ほどかかる時がある。
そんな私が頼りにしていたのはみなさんご存知「クックパッド」氏だ。あの方がおればレシピだってちょちょいのちょい。味付けだって失敗しないんだからねっ!
しかし、そんな自分に不安もあった。このままではいけないと。結婚したのだから美味しいご飯を作って、仕事から帰る夫を待ち構えねば!
料理のできないことを両母に相談してみた。
母は言った。「料理は慣れだから毎日やってればそのうち覚えるよ。」
姑は言った。「私も苦手で毎日本を見てたけど、ちゃんとできるようになるよ。」
6年経った。
母は嘆いた。「結婚する前にもっとちゃんと教えておけばよかった。」
夫は注意した。「まだそれ見てるの?少しはできるようになったら?」
大ダメージだ!!!私の6年間は何だったのだ。あの頃と何も変わっちゃいないじゃないか。変わったことといえば、若干要領よく作れるようになったってだけだ。クックパッド氏なしで作れるものといったら、カレー、味噌汁、玉子焼き、焼き魚、煮魚、サラダ(生野菜かマヨネーズ系に限る)ぐらいだ。レパートリー少なすぎだよ。いくら優しい夫でも毎日これだとダメだ。
ダメな自分を分析してみることにした。
ふーん。なるほど。なるほど。わかったぞ。
見れば分かるんだから覚えなくたっていいじゃないと開き直っている。ごもっとも。話がそれるが私は仕事をしているときものすごく嫌なヤツだった。誰かに物を教えるときに「同じことは3度言わない」と言ったそうだ(覚えていない)自分でも言い方が悪いとは思う。しかし極稀に同じことを何度も何度も聞く人がいる。覚えられないならメモするとか覚えようとする意気込みが必要じゃないか。わかんなかったら聞きゃいいじゃんでは困るのだ。最初に「3度言わない」と言えばちゃんと聞いてくれるようになるだろうと思ったからだったのだが、言われた本人はまだ覚えていた(数年以上前)ので申し訳ないと今は思っている。
そう。私は今わかんなかったら聞きゃいいじゃん体勢なのだ。クックパッド氏は私が同じことを何回聞いても怒らないし、いつも同じように教えてくれるのだ。私は甘えていた!
いつまでも氏が私に優しくしてくれるとは限らないし、優しいだけが愛情ではないのだ。ここは1つがんばってみることにしよう。荒波にもまれなければいつまでたってもこのままだ。よしっ!今日の献立を考えてみよう。あの方なしで。
あっ。
今日は夫が夜勤なので実家へ行くのだった。
お母さんの作るご飯楽しみーーーー
書き終わった途端ムスメが泣き出した!空気読んだな!
— ちびワン (@tibiwanwan) 2014, 10月 1